日本には色の表現が沢山あります。
小豆色、若草色、桜色、橙色など、
和の色の絵の具や色鉛筆なんかも最近あるようですね。
大方グレーが混じった色味なのですが、
この藍色って、鮮やかなブルー。
ラピスブルーより濃い青。
日本画にも多く使われています。
青色染料として使われた最古の染料の一つで、平安時代には『黄蘗 きはだ』や『刈安 かりやす』が掛けられた『緑色』のことをいっていました。
純粋な深い青色を藍色と呼ぶようになったのは、江戸時代以降になってからです。手ぬぐいや暖簾などを藍に染めて愛用されたり、歌川広重をはじめ多くの絵師が用いたことから外国では「ジャパンブルー」とも呼ばれていましたと記述があります。
今や私達がジャパンブルーと言っている、サッカー日本代表のユニフォームに使われているブルーです。
ブルーは、他にフランスブルー🇫🇷Les Bleus(レ・ブルー)も有名ですよね。
藍色は、深みがあり、どこか落ち着いた色です。
今回画家 東山魁夷の東山ブルーというのを知り、とても興味をそそられています。
彼の言葉にこんな言葉があり、より心惹かれました。
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青は感覚と精神の世界を繋ぐ色であって、渋い青色は精神世界へ、より近づく傾向を表しているとも考えられる。
(『水墨画の世界』1979年)
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東京であるこの展示会、
行ってみたくなりました。
京都にも来るでしょうか?
本物をぜひ京都で見たいなぁ。
http://www.yamatane-museum.jp/exh/2019/kaii-genso.html
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